第二新卒は企業にとってコスパが良い!転職するなら若いうちにするべき理由を紹介!

- 第二新卒は需要が高い?
- 第二新卒は転職に有利って聞くけどほんと?
- でも勤続年数が少ないから不利と聞いたこともある・・・

この記事は人材会社に6年間勤めており、責任者として多くの採用や面接・人との関わりを持ってきた筆者がご紹介します。
既卒で入った企業が思ったほど自分に合っておらず、転職を考える人は多いでしょう。
厚生労働省の調べでは、既卒3年以内に退職をする人は30%以上という結果がでています。
転職をしたいけれどまともな会社に転職できるかもわからないし、そもそも企業が必要としてくれるのかが不安になることもありますよね。
勤続年数の少なさは、少なからずデメリットとして評価に現れてしまいますが、それ以上に第二新卒者という存在は企業にとってメリットが沢山あります。
この記事では、第二新卒者が企業から必要とされている理由についてご紹介します。
本記事を読むことで、第二新卒として転職をしておいたほうが良い理由がわかるでしょう。
今の会社に満足しておらず、転職を少しでも考えている第二新卒はぜひ参考にして下さい。
第二新卒はコスパ抜群!企業が第二新卒者に感じるメリットを紹介

第二新卒として転職をするメリットには、未経験職種に挑戦しやすかったりポテンシャル採用をしてもらえたりと様々です。
そして、企業側からしても第二新卒を雇うことは大きなメリットがあるのです。
では、どのようなメリットが企業側にあるのかを下記でご紹介します。
基本的なビジネスマナーを兼ね備えている
第二新卒者は、前職の社会人経験により、基本的なビジネスマナーは備わっているため教育上のコストを削減することができます。
既卒の場合基本的な挨拶や仕事への取り組み方、社会人としての当たり前のスキルを教えるところから始めなければなりません。
そのため、新卒研修などのように一定の期間は業務ではなくビジネスマナーや社内ルールの教育に割かれてしまいます。
しかし、第二新卒の場合は上記のような基本的なことは備わっているため、社内ルールだけ教えれば業務に取りかかれる人がほとんどです。
利益にならないビジネスマナーの教育という部分を自社でおこなわなくて良いのは、コスパが良く大きなメリットとなります。
社会人経験が浅いため、柔軟性がある
社会人経験が3年に満たない第二新卒者の場合、前職でのクセやプライド、特有のルールなどが染み付いていない人が多いため、新しい会社に適応しやすいです。
社会人経験が長い人の場合、長年で染み付いたやり方というのはなかなか抜けなく、新しい会社のやり方に納得できなかったり適応できなかったりします。
しかし、第二新卒者の場合は染み付くほど働いてはいないため、新しい会社の社風やルールをスムーズに身につけることができるでしょう。
会社にすぐに適応できるというのは、個人・企業どちらにとってもメリットとなります。
入社までの期間が既卒と比べ短い
第二新卒者の場合は、企業の採用したい時期に合わせて早急に入社してもらうことも可能です。
既卒の場合は決まった時期にまとまった人数を入社させることが主で、たとえば10月に内定しても入社の4月まで待たないといけない、などとなります。
しかし第二新卒者の場合は中途採用となるため、企業側の目的は欠員補充や事業拡大による増員などが大半で、時期を待たずに早急に入社させたい企業も多いでしょう。
そのため、中途採用の場合は面接をして「早急に入社」などという流れで人員確保をすることもできます。
既卒で入った企業が少しでも微妙だったら転職するべき!

既卒から3年以内であれば、もし今の会社が「ちょっと微妙かも」というレベルでも転職を考えてみたほうが良いです。
ちょっと微妙な程度でも転職を考えるべき理由には、以下の2つがあります。
- 第二新卒なら転職難易度が低く、就きたい仕事に就ける確率が高いため
- 社会人経験が浅く社数も少ない場合、「限界」や「おかしい」の基準がわからないため
順番に解説していきます。
- 第二新卒なら転職難易度が低く、就きたい仕事に就ける確率が高いため
第二新卒者に企業が求めているものは即戦力ではなく中長期的な戦力のため、転職難易度は低いです。
一般の中途採用者の場合、企業は即戦力としての期待をしますが、第二新卒はそうではありません。
若い年齢を上手く活用して、最初は戦力にならなくても良いから長い期間で会社に貢献してくれれば良いと考えています。
そのため、たとえばIT未経験であったり、営業未経験であったりしても、ポテンシャルややる気をみて採用を決めてくれるため転職難易度は低い傾向にあるというわけです。
- 社会人経験が浅く社数も少ない場合、「限界」や「おかしい」の基準がわからないため
社会人経験の浅い第二新卒者の場合、いわゆるブラック企業を判断するのは難しいでしょう。
よほどのブラック企業であれば大半の人は気付くことができますが、グレーな会社や将来的に危険な会社というのは、それなりに経験がなければ判断がつきません。
そのため、少しでも「おかしいな」「普通じゃないな」と感じたら、思いきって転職をしてみたほうが良いです。
転職をすることで企業を比べることができ、将来的に企業を見極める目を養うことができます。
第二新卒は強力なカード!今のうちにいい会社をみつけよう

第二新卒というカードは日本では貴重な存在です。既卒が特別視されるように、第二新卒にも「第二新卒枠」というのがあることからわかりますが、特別な存在と言えます。
そのため、この貴重なカードを無駄な時間や使い方で終わらせてはいけません。第二新卒という枠組みのうちに、良い会社を見つけたりちゃんとした経験をしたりしなければ、今後の社会人人生にも大きな影響を与えてしまいます。
第二新卒と言われる25~26歳までのうちに経験しておきたいことと、経験しなかった場合の影響は以下のようなことです。
経験しておきたいこと
- 興味のある業界や職種、もしくは今後需要のある業界や職種にチャレンジする
上記でもご紹介したように、第二新卒は未経験業界にも挑戦しやすいというメリットがあります。
一般の中途採用の場合は未経験業界には挑戦しにくいため、第二新卒のうちに自分に合ってそうな仕事や、将来性のある仕事をやってみて、向き不向きを確かめておくことは大切です。
このような未経験への挑戦は年齢が30歳などを超えてしまうと挑戦できない可能性もあるため、第二新卒のうちにぜひ経験しておきましょう。
- 転職を一回以上経験しておく
転職を経験しておくことで、企業ごとの違いや、どの企業にも共通していることなど社会人としてのルールがわかるため、転職を一回以上することをオススメします。
転職を一度も経験しない場合、どうしてもその企業のことしかわからないため、会社に対して疑問を持つことがなくなってしまいます。
会社に疑問を持たなければ、実は損をしていたりパワハラされていたりした場合でもなかなか気付くことはできないでしょう。
一度は転職を経験して、企業とはどういうものなのかを理解しておくことは大切です。
経験しなかった場合の影響
- 業界や職種によっては未経験により転職できない
転職をせずに第二新卒の年齢を過ぎてしまうと、今後転職をしたい場合に同業界や同職種以外は挑戦しにくくなります。
それは、第二新卒以降は即戦力として求めている企業が多いためです。
そのため、第二新卒までに経験した業界や職種以外に第二新卒以降挑戦しようと思っても、そもそも内定がもらえなかったり応募資格を満たしていなかったりする可能性は十分にあるでしょう。
- 会社の良し悪しがわからない
転職をしたことがない人は、会社の良いところも悪いところも本当の意味ではわかりません。
たとえば、「今の会社は福利厚生がしっかりしている。」と思っていても、実は他の会社のほうが充実していたり、「上司が厳しくてイヤになる」と思っていても実際はどこも同じようなものだったりします。
企業数の経験が少ないと、良い基準も悪い基準も想像のなかでしかわかりません。そんな状態で将来仮に転職をした場合に、イメージと違ったとミスマッチになってしまうこともあるでしょう。
将来の不安要素を消すためにも、第二新卒のうちに転職を経験しておくことがオススメです。
第二新卒で転職をするべき理由とオススメの転職エージェント

第二新卒者は、転職をすることでどのような企業が良い企業なのか。また、自分がどのような仕事をしたいのかがわかるようになります。
第二新卒という転職に対する難易度が低いうちに経験を積んでおくことは決してマイナスにはなりません。
また、第二新卒者が転職をする場合、転職エージェントの利用がおすすめできます。
なぜなら、転職エージェントには第二新卒に特化したところが多く存在するからです。
特化した転職エージェントがあるということは、需要が高いことと転職がしやすいことの両方が証明されている証拠です。
第二新卒特化の転職エージェントを利用することで転職難易度も下がりつつ、手厚いサポートで自分に合った企業を見つけることも可能でしょう。
以下で第二新卒にオススメの転職エージェントをご紹介します。
doda(デューダ)
doda(デューダ)はパーソナルキャリアが運営する転職エージェントで、業界でもトップクラスの求人数を誇ります。
全国どこに住んでいる人でも利用しやすく、20代・30代へのサポートを得意とすることで有名です。
doda(デューダ)には、第二新卒者にもありがたい独自のサポート機能が多く
- 年収査定
- スカウトサービス
- 転職フェア
- 合格診断
などがあります。
これら様々な機能を使いながら、専任のキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、安心して転職活動を進めることができます。
GEEK JOB(ギークジョブ)
GEEK JOB(ギークジョブ)とは、初心者からでも最短一ヶ月でエンジニアとしての基礎を学ぶことができ、更に転職活動まで一緒にできてしまうプログラミング学習サービスです。
コースが3種類ありますが、転職をサポートしてくれる「プレミアム転職コース」では、60日間のサポートで通常437,800円(税込)かかるところが、GEEK JOBから転職をすると料金の支払いを一切しなくて良くなります。
IT業界を始めとするプログラマーなどは近年特に需要が多く、安定した仕事に転職するサポートを十分受けることができるでしょう。
また、GEEK JOBでは職歴などは企業が重要視しておらず、ポートフォリオの制作で十分な成果物を作れば採用を貰うことは可能です。
そのため、ニートやフリーターなどの職歴に自信がない人や、実績のない第二新卒でもしっかりコースの受講をすれば転職することは可能となります。
DYM就職
DYM就職とは、フリーターやニート、若年層の人でも大手優良企業の正社員として就職できるように、エージェントからの手厚いサポートが受けられる転職エージェントです。
DYM就職で紹介してくれる企業では、書類選考がありません。そのため、職歴に自信がない人、フリーターやニート期間の長い人でもハンデなく利用することができます。
また、全国に拠点が7ヵ所あるため、地方に住んでいる人でも十分に仕事が見つかりやすいのも魅力です。
UZUZ(ウズキャリ)
UZUZは、IT業界未経験者でも求人を多く紹介してくれる転職エージェントです。
第二新卒やフリーターなどの若者に特化しており、ITスクールやキャリアコーチングなどのサポートをしてくれます。
そのため、転職活動をしながら転職後に役立つスキルを身につけることができるのです。
キャリアアドバイザーからの手厚いサポートを受けながら未経験のIT業界にチャレンジしたいという人はぜひ利用を検討してみて下さい。
まとめ

第二新卒者の転職は、企業にとってもあなたにとってもメリットが多く存在します。
勤続年数が少ないというのは、所詮小さなデメリットにしかならず、第二新卒者という存在のメリットのほうが遥かに大きいでしょう。
そのため、経験を積むためと思い、少しでも今の会社に疑問や不満を持っているのであれば、思いきって転職してしまうことをオススメします。
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