第二新卒の面接成功の秘訣を紹介!履歴書や職務経歴書で強みを活かそう!

- 面接でどんなことを聞かれるのか不安
- 第二新卒はどんな姿勢で臨んだら良いの?
- 面接で成功するポイントを知りたい

この記事は人材会社に6年間勤めており、責任者として多くの採用や面接・人との関わりを持ってきた筆者がご紹介します。
面接は転職活動の最後の工程となっており、苦手意識が高い人も多いでしょう。
面接は抑えるべきポイントをしっかり抑えておかなければ、内容がぐちゃぐちゃになり内定がどんどん遠退いてしまいます。
しかし、しっかりと第二新卒者が企業から求められていることを把握して、自分の強みをアピールすることができれば面接に成功することは可能です。
この記事では、第二新卒者が面接で成功して内定を貰えるための方法をご紹介します。
この記事を読むことで、企業から好印象を得られる受け答え方がわかります。
面接に苦手意識がある第二新卒者や、面接が控えている第二新卒者はぜひ参考にして下さい。
第二新卒者が面接で企業から求められること

第二新卒は、企業から即戦力としての部分は求められていません。
ここでは、面接で企業があなたに対して評価をしている基準をご紹介します。
ポテンシャル
第二新卒はポテンシャル採用をしてもらえる、なんて言葉はよく耳にしたことがあると思います。
ポテンシャルとは潜在能力の意味ですが、第二新卒でいうポテンシャルは人間性のことを指します。
確かに、伸びしろを見ているという捉え方もできますが、企業側が特に気にしているのは「この人と一緒に働けるのか」「やる気や元気があって仕事を続けられそうか」などという部分です。
そのため、面接ではあなたの労働者としての良さを十分にアピールすることで企業にポテンシャルが伝わります。
基本的なビジネスマナー
第二新卒は新卒とは違い社会人経験者のため、基本的なビジネスマナーが備わっていることが望ましいです。
もしも前職での在籍期間が短かったり、ある程度いたけどビジネスマナーを学べていなかったりしたら、企業からの評価としては大きなマイナスとなります。
もしもビジネスマナーを学べていないまま転職をしようとしている人は、基本的なビジネスマナーを本などで勉強してから面接に挑戦したほうが良いでしょう。
面接に向けた事前準備
学生気分で面接に挑めないのが第二新卒者です。第二新卒は必ず事前準備を怠らないようにして、面接に行くようにしましょう。
具体的には、「基本的な面接のマナー」と「企業研究」は必ずおこなうようにするべきです。
基本的な面接マナーは、社会人として面接を受けるので当然身につけておきたい知識です。
そして、企業研究に関しては、面接を受ける企業の仕事内容や業界知識を深めておくことが大切となります。
ネット情報でも良いので企業の良いところや共感できるところ、自分が挑戦したいことを調べた上で、その業界についても勉強をしておきましょう。
企業や業界への知識をつけておくことで、たとえ多少間違っていたとしても、しっかり準備をしてきたのだという前向きな姿勢が伝わります。
面接での質問内容を紹介!企業への理解が大切

面接に挑むに向けて、必ずされるであろう質問内容を把握しておき、事前に回答を対策しておくことでスムーズに進められます。
ここでは、面接で聞かれる質問内容についてご紹介します。
- 自己紹介
- 志望動機
- 他にも選考を受けている企業はあるか
- なぜ前職を辞めたのか
- 企業への質問
順番に解説します。
自己紹介
まず最初に必ず言われるのが、自己紹介です。自己紹介では、今までの経歴も踏まえて話してもらうことが多いです。
回答内容としては、卒業までの紹介はざっくりとおこない、前職でどのような業界でどのようなことを担当していたのかを話せるようにしましょう。
ポイントは押さえつつ端的に伝えることで相手も分かりやすく、余分な時間も取らなくて済みます。
自己紹介はあくまで紹介のため、アピールをするタイミングではないということを理解することが大切です。
志望動機
志望動機で重要になるのは、どれだけ企業のことを理解できているのかということです。
「給料」や「休み」などの待遇面で答えるのはイメージとして良くありません。
面接を受ける企業のどんなところに魅力を感じたのか、どんな部分が入社したいきっかけになったのかを答えられるようにしましょう。
業界として、働きたいところだったからといった内容でも良いのですが、その場合は「他の企業でも良いのでは?」などという質問返しをされることがあります。
そのため、「御社でなければ実現できないんです」といった内容が1つでも見つけておけるとスムーズに話が進みます。
他にも選考を受けている企業があるか
企業は他にも選考を受けているところがあるのかと聞いてくることが多いです。
なんて答えたら良いのか悩む人も多いでしょうが、もしも他にあるのであれば正直に言ってしまって大丈夫です。
なぜなら、企業がこのような質問をしてくる理由は、転職活動に対する方向性や軸が固まっているのかを確認するため。
たとえばあなたが面接を受けている企業がIT業界だとして、他にも選考を受けているところがあるとします。他にも選考を受けている業界がITであれば、企業は「この人はIT業界に就職するための動きをしているんだな」というのがわかるでしょう。
あなたの行動の一貫性を判断するためのものなので、あまり勘ぐらなくても大丈夫です。
しかし、選考している企業がバラバラの場合は、他の企業では選考をしていないと答えたほうが無難です。
なぜ前職を辞めたのか
なぜ前職を辞めたのかの理由を聞くことにより、企業はあなたの人間性や仕事への考え方を把握します。
退職理由は絶対にネガティブな理由は避けましょう。たとえば「人間関係が悪かった」「給料が低い」などです。
確かにそれらはれっきとした退職理由でしょう。しかし、そのまま伝えてしまうと文句や愚痴にしか聞こえません。
そのため、理由は同じであっても言い方をポジティブにかえて、「風通しの良い」や「能力を評価してくれる」などというような言い換えが必要です。
また、退職理由を人のせいにするのは絶対にNGです。あくまで退職理由は自分だということを踏まえた上で話すようにすることが、企業からプラスな印象を貰うためには必要です。
企業への質問
企業への質問では、仕事内容や社風を聞くことも良いですが、面接官に対する質問というのも効果的です。
たとえば、面接官の人はどんなことにやりがいを感じているのか、どのような時に仕事の達成感を得られるのかなど、目の前にいる先輩に質問をすることでリアルな内容がわかるし、距離感も縮まります。
また、他の質問としては自分が仕事をどんどん覚えたいということを前提に質問するのが良いです。「スキルアップするために心がけるべきことはありますか」「仕事を任せて貰うためにはまずはなにをするべきでしょうか」などといった質問をすることで、会社で活躍したいという気持ちが伝わります。
第二新卒に関する詳しい記事はこちら!↓
面接官から好印象に映るための方法

面接官から好印象に映るためには、話す内容はもちろんのこと目から見える情報にも気を付けるべきです。
目から見える好印象になる方法としては以下となります。
- 身だしなみを整える
- ハキハキと喋る
- 面接官の話に相づちを打つ
- 話すときに身振り手振りを加える
順番に解説します。
身だしなみを整える
社会人として最低限身だしなみを整えることは必要です。スーツが汚れていないか、シャツにシワがないか、靴は汚くないか、ネクタイはキッチリ締めてあるか、頭から足までしっかりと身だしなみを整えましょう。
人は見た目で9割が決まる、5秒で印象が決まるなどと言うように、第一印象や見た目というのはとても重要です。
身につけるものや髪型などは事前にチェックをして、当日も抜けがないようチェックをしてから面接に挑みましょう。
ハキハキと喋る
大きな声で叫ぶように話す必要はありませんが、面接官にしっかりと聞こえるように、わかりやすい口調で話すことは大切です。
ボソボソと喋っていたり、下を向いて喋っていたりしたら面接官からの印象はどんどん悪くなります。
また、緊張すると早口になりやすい人も多いですが、話が聞き取り辛くなるため、なるべくゆっくり喋る意識を持つことが大切です。
面接官の話に相づちを打つ
面接官の目をしっかりと見ることは大切ですが、話していることに対して全く反応しないのは印象が良くありません。
そのため、話をしている面接官のほうを見て、適材適所で相づちを打つようにしましょう。
具体的には、共感できたときや同意を求めていると判断したときは相づちを打つべきです。
話すときに身振り手振りを加える
面接のイメージでしっかりとイスに座り手は膝の上に軽く握りこぶしを作り置く、といった考えの人も多いですよね。
しかし、目から見える情報で好印象を与えるのは身振り手振りがある人です。
話の盛り上がるシーンや、口だけでは伝わりにくいシーンなど、必要な場面がある場合は身体で表現することが大切です。
そうすることで、人間味が伝わる、話のイメージが掴みやすいといったメリットが生まれて、面接官からの印象が良くなります。
面接で成功するためのポイントは、職務経歴書の充実

面接で成功するためには、当然面接内容が大切です。それは前提ですが、職務経歴書を充実させておくことも面接を成功させる大きなポイントになります。
職務経歴書や履歴書を作成する際に、より完成度の高いものを作るように心がけて下さい。
細かな自分の前職での経験や失敗談、成功話など、書けるものは書くと同時にしっかり思い出して整理しておきましょう。面接では職務経歴書を元に質問されることもあります。
職務経歴書を充実させておくことで、そこから質問がきて話を広げることや、強みや学んだことをアピールすることもできます。
たとえば「あなたの強みはなんですか?」と聞かれるよりも、「職務経歴書に◯◯が強みだと書いてありますが」と聞かれたほうが答えやすいですよね。
このように面接を進める上で貴重なアイテムとなるため、職務経歴書は書類選考のためだけではなく、面接も見据えて作成することが重要となります。
まとめ

第二新卒の面接では、即戦力への期待をされることは少なく、ポテンシャルを重視されることが多いです。
ポテンシャルとは人間性のため、あなたの良さをしっかりとアピールしていくことが重要となります。
スキルや経験を重視されないから転職しやすいと安易に考えるのではなく、その分人として、社会人としての考え方が重要な選考ポイントになるのだということを理解しておくことで、面接の成功率はグッと上がります。
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